好きも嫌いも絶対値

好きなことを書いていこうかなと思っています。 頑張るのです。

ドキンとしたことも、イラっとしたことも、結局は同じ心の揺れ。
そういう心の動きを丁寧に掬い上げて、綴っていきたいものです。

本棚

感想『クエーサーと13番目の柱』

阿部長編にみられる、大きい物語と小さな物語の関係性について、ロラン・バルトの神話的テキストの議論を整理しつつ述べていきます。 ①神話的テキストについて ことわざ・故事成語のように、「AはBである」という大きな物語が存在しつつも、解釈的に、という…

ブックレビュー/ドゥルーズ「差異について」

初期ドゥルーズにおける、ベルクソン論考。 のちに「差異と反復」に昇華する、テキストの戯れ。 ベルクソン及び差異の問題は、「思想と動くもの」で参照されたいが、 簡単にいえば、固定された瞬間はなく、 「流れ(≒持続)」そのものが本質であることを示し…